
山田由起子/Yukico YAmada
【土のオノマトペ。】
期間:2019年10月25日(金)-11月4日(月)火曜定休/作家在廊日:26日.27日.2日.3日.4日予定
時間:13:00-19:30(最終日18:00まで)
場所:shop&gallery チニアシツケル/chiniasitsukeru
京都市左京区新麸屋町通仁王門下る大菊町134−6(シティハウス三条横路地奥)
展示内容によっては土足厳禁になる場合もあります
■内容
京都の陶芸家 山田由起子の”初個展”を開催します。
はずむような水の音・すこし高めの光の音・おいしそうな森の音
文字にするだけで楽しい音が聴こえてきそうな
耳で感じるだけではない”音の世界”
山田由起子が日々の暮らしや四季の移ろい、自然現象の中から
身体が感じ取る音の形をてびねりのつぼで表現しました。
有機的なさまざまなかたちのつぼたちが奏でる
”土のオノマトペ”をお楽しみください。

■profile
山田由起子/Yukico Yamada
大阪生まれ
インテリアデザイン会社勤務後、陶芸に出会い
大阪西区で陶芸教室を営む傍ら、京都市内の工房にて土と対話中

■展示
2018 松本クラフトフェア
2018 灯しびとの集い
2019 チニアシツケル 初個展
-想い-
土をさわっていると
こどもの頃によく草むらでしゃがんでいたときの感覚を思い出します。
まじりまじった土のにおい、目の前にあるものとの対峙。
そのとき吹く風や射す光でとくべつな景色がひろがって、いつも胸がどきどきした。
なにげないかたちだけど
だれかがどこかでなにかに添えたとき、ふと胸のあたりでなにかがことんと音をたてるような
わたしの器も、そんな風でありたい。
山田由起子・yukico yamada
■作家WEBサイト
■作家Instagram
https://www.instagram.com/yy_pottery/

-個展に向けて-
初めて会った時聴こえた弾むような”はじまりの音”
その音は彼女自身から聴こえているようであり
作品から聴こえているようでもありました。
その音がどんどんと大きくなるにつれて、
実はこの個展を待ちわびているまだ見ぬ作品たちから聴こえてきているような気がしてきました。
”土のオノマトペ。”
個展のタイトルをそう名付けました。
自然が奏でるいろんな音・山田由起子が奏でる音
写真は、”音”を拾いに、山田由起子と妻と三人でサイクリングに行ったときのもの。
個展までの期間、公私ともに、この展示のために山田由起子と過ごしてきたように思います。
作家も、僕自身も出会った当時はまだまだ頼りない2人でしたが、少しだけ、ほんの少しだけ成長したように思います。
天真爛漫で、でも少し臆病で、
たまに大胆な山田由起子の、今のすべてを込めた等身大の展示を、ぜひご覧になってください。
個性豊かな大小さまざまの、この秋いちばんここちよい”土のオノマトペ”が聴こえるはずです。
店主 菊地