“良いものは良い”

良いものは『物の持つ魅力』それだけで勝負できるはずだ。と、2017年にそんなお店を作りました。
10代から、古い物、デザインプロダクト、民藝品、作家もの、アパレル、何でも好きだったけど、偶々20代の頃の僕が一番強く共鳴したものが作家さんが作るものだった。沢山の素敵な作り手が全国にいるけれど注目されているのはごくごくわずかな一部だけ、かなり偏っていると思った。せっかくだったらそれとは違うコトやモノを紹介したいなぁと、今のかたちに至ります。
もともと世間から離れた場所に自分はいて、流行りにも興味がなく、4年前に店を始めるまで、業界のブームなんて僕にとっては『なんとなくここ数年雑誌で見かけるな』くらいの存在だった。京都でお店をやりたかったのも、地元だしなぁくらいで。始めてびっくり、こんなに軒を連ねているとは。
4年前は、歩くほどの歩幅で景色を眺めながら、ゆっくりと進み出したお店もそんな事を徐々に知っていくうち、周りの速いスピード感について行くように、知らず知らずのうちに走り出してしまっていた。
少し過熱気味の業界と世の中、僕は歩むスピードを緩めたい。それを体現しようと色々悩んだ結果、気負わず、いち、物好きな個人として『良いものを全国から集めていき、空間を彩る作品が集まった』その時にだけオープンする形に辿り着きました。
年に数回だけ、数も少量です。“薄利多売や大量生産と消費”は時代にも合っていないと思っています、特に作家さんの作る物ならなおさら。安い物を多く作って売るよりも、ひとつひとつの価値をあげて心を込めて物を作り、それを大切に届ける時代。19世紀の先人もそう言っていたりして、人間考える事は同じだなぁと、何度も繰り返すなぁと。これから先の地球の資源的にも、作る人の心としても、そう在って欲しいなと思います。そして、作り手も、受け取る側も、空いた時間で、愛する家族と共に過ごしたり、大切な物や自然を愛でるような時間に少しでも変えて欲しいなと思う。

2021.2.19
5年目にむけ、あらためてお店としての在り方、これからの生き方を言葉にしました。
Yohei Kikuchi

“本文はブログにて”

// Yohei Kikuchi //
オーナー/チニアシツケルの企画・運営/撮影・グラフィックデザイン

10年前、デザインや物づくりをしている中、東北の震災が起き、資源のこと、自然のこと、生命のこと、そしてすべてのことに共通する有限性、その現状を叩きつけられた。何となく気付いていたけど、先延ばしにして来た大事なコトだった。無理したら続かないけど、持続可能な事から変えて行きたい・生きたいと思った。自分にできる事を考えたときに、自分がデザインしたりモノを新たに作るより、今ある物を紹介した方がよっぽど世の中にとって良いのではないかと思い、物を主体に、物を用いて、こころを動かす体験を日々模索しています。※最近ほんのすこしだけ物づくりを再開しました。

// Yuka Seto //
接客担当/アーティスト/植物オブジェ制作/

オーナーの妻であり、チニアシツケルの接客店番を担当。自身では植物造形家としてオブジェ制作やアート活動を行う。オーナーとデザインユニットを組んでいた10年前、東北の震災が起き、自然や植物と向き合うきっかけとなる。自身の植物を用いたアート活動を『植物の生存戦略の一部』そう捉え、植物を知ることによって自然や地球をもっと愛して貰えるのでは無いかと、日々植物と向き合い作品を制作している。

yukaseto.com

philosophy

「新しい物・古い物 ・有名・無名 ・ツールかアートか
−−−−−垣根を越えて美しいものを・・・」

誰かが決めたジャンル分けは一度外して

自分の目で見た、心を動かす物を取り入れる

チニアシツケルはそんな場所です

「名もなき物が人の心を動かす」

私はそんな物の持つ力を信じています

生活に決して必要では無いもの

それでもその人の人生で無くてはならない

かけがえの無いもの

そんな物との出会いの

きっかけになりたいと私は願っています

“New things · old things · famous · unnamed · tools or art?
—– I do not think you need a title for beautiful things. “

Remove common sense that someone decided
Incorporate things that move the mind
Here is such a place

“Nameless things move people’s mind”
I believe in the power of such things
Things that are never necessary for life
Still it turns into a thing that is indispensable in life
Meeting such a thing
I want to make that chance.

-店名について-
一般的な『地に足をつける』とは少し意味合いが違います。
時代や流行に流されず、自分の価値観で良いと思ったものを取り入れる。
”チニアシツケル”は私にとって
MY STYLE IS THE BEST/自分らしく生きるのが最高だという意味でとらえています。
情報やモノが溢れるこんな時代だからこそ
人それぞれ、違う形でチニアシツケル生活を。